「がんばらなくても世界一」を叶えたギネス世界記録達成(←共同通信社のニュース動画へのリンクです)から、
思いがけない「がんばり」が必要になるとは想像していませんでした。
ギネスワールドレコーズ・ジャパンへの問い合わせでわかったのは、
今回のギネスチャレンジに参加した178人のタナカヒロカズさん全員、
ギネス世界記録公式参加証のみならず、公式認定証もオリジナルの額物まで購入する権利があるということでした。
確かに団体でつくった記録ではありますが、一人ひとりが成し遂げた記録でもあります。
当日の挑戦直前に公式認定員の方が
「一人ひとりの個性と情熱が世界をおもしろい場所にする」とギネス世界記録の精神を
説明されていたこととも符号します。
しかし、オーダーは取りまとめてくださいとのこと。
さて、178人の購入権利者のタナカヒロカズさんたちにご案内、注文受付、入金確認、発注、支払い、配送までどうやって行うか。
最もボトルネックになるのは、銀行振り込み名は全員「タナカヒロカズ」問題です。
個別にメールで注文を受け付けようものなら、
それぞれのタナカヒロカズさんの銀行口座も含めて確認しなければなりません。
そこで、エンジニアの田中宏和さんから
「BASEでパスワードをかけた販売サイトをつくればいいんじゃないですか」と当意即妙なご提案。
さすがタナカヒロカズの会のCTO!
販売情報をまとめてエンジニアさんに送ったら、スピーディーに立ち上がりました。
年内にタナカヒロカズさんたちに証書を手にしてもらうぞ、エイエイオー!
(BASEのスマホ顧客管理画面キャプチャ)
しかし、気がはやるあまりBASEの手数料をサービス手数料の3%のみと速合点してしまって、決済手数料の3.6%+40円を見逃して値付けしてしまったのはゆくゆく後悔することになりました。あと送料も・・・。
BASEは本当に簡単にECサイトをつくれますが、手数料や商品にふさわしい配送手段に合わせた送料も含めて価格設定が重要ですね。当たり前ですね。
イベントの1週間後の11月5日(土)から受付開始、20日(日)までの申し込み期間としました。
しかし、いかにも申し込みそうなタナカヒロカズさんたちからのオーダーが確認できず、26日まで延長。
さらに申し込んでも支払いが確認できないタナカヒロカズさんもいて、最終的に締め切れたのは、11月29日。
翌日には参加証、認定証、額縁それぞれの購入数をとりまとめてオーダー。
同時にBASEからの出金手続きをするも2週間ほどかかる上に、
メガバンク等にしか口座指定できず、
一般社団法人田中宏和の会のメインバンクである信用金庫には直接送金できないので、
自らの預金でつなぎ融資の必要性あり・・・。
信用金庫にイギリスの銀行への円送金を相談するも、
ケースが少ないらしく担当者は困惑、副支店長が登場の事態に。
不正送金防止のための審査手続きや書類の提出を求められるという展開に、
年末の印刷会社の繁忙期のため証書の作成に時間がかかりそうとの知らせに年内到着の最低限の目標にも暗雲立ちこめる始末。
額縁にあたっては発注数が多すぎて年をまたいでの発送になるとのこと。
さすがに拙宅に大量の額縁が届いても困るので、
購入者のタナカヒロカズさんに直送はお願いできひと安心したものの、
発送先の住所の確認、精査に思いの外手間がかかりました。
できうればクリスマスまでの発送を目指し、
発送拠点となる渋谷の田中宏和さんと連絡を取り、
宛名印刷の依頼、レターパックプロやクリアファイルの購入を進めるも、
到着日は未定とのこと。
なんとかタナカヒロカズさんたちへのクリスマスプレゼントになればの思いが通じたのか、
予定日よりも1日早く唐突に到着!
段ボール箱が5つも!!
さっそく渋谷の田中宏和さんにご都合を確認して、
まずは渋谷の田中宏和さんオフィスに必要物含め6箱を運びこみ、
二人で封筒にセット、宛名差出人シール貼りを行います。
準備完了、ここぞ台車の出番です!
付近の渋谷桜ヶ丘郵便局の閉店17時に間に合うよう運搬し30分並んだものの、
簡易書留の発送手続きに30分かかるから今日の郵便車に間に合わないからできないとけんもほろろに断られ、
急ぎタクシーで渋谷郵便局へ。
途中、台車の急停車による衝撃で封筒を納めていた段ボールは崩壊、
わたくしのジーンズも縦の縫い目に沿って断裂。
すっかり太もも肌露出、パンツ丸見え状態!
ともにテープで養生して何とか形を整えました。
やはり待つこと30分、
7番窓口の職員さんに封筒を簡易書留でと見せると、
「全員田中さんですか?」「いや全員タナカヒロカズなんです」のやり取り。
申し込み用紙を差し出され「ここに全員の宛名を買いてもらえれば」と言われるも
「全員タナカヒロカズなんです」。
特別に宛名をスキャンしてもらう神対応に深謝でございます。
ここから勤勉実直有能な職員さんの作業時間を待つこと1時間、
19時前に無事に簡易書留で発送を終えることができました。
最初に会った渋谷の田中宏和さんと二人で大仕事を完遂するとは感慨深いものがありました。
タナカヒロカズさんにとっては、郵便屋さんがサンタクロース。
クリスマスイブに「室蘭の田中宏和さん」が証書到着の知らせをFacebookにアップされているのを確認し、ようやくタナカヒロカズ運動全国大会2022がひと段落したことを実感できました。
「本当に5分間座っていただけでギネス世界記録をつくれた」と喜びの声、写真を眼にすることができ、つくづく良かったなぁとの思いに浸ることができました。
ワン・オブ・タナカヒロカズさんズ、「歯医者の田中宏和さん」のブログはこちら。
という記録達成後のてんやわんやの間にも粛々と、
渋谷のラジオ『渋谷の田中宏和』ではイベントの振り返り放送をし、
全国大会では時間がなくてあだ名づけできなかったギネス世界記録保持者のご新規タナカヒロカズさん4人、新たな5人のタナカヒロカズさんとの出会いを重ねておりました。
あだ名づけ226人目、ゼッケン番号173の「65kgの田中博一さん」は、
都内の医療関係者で「全国大会のあった10月29日は第8波の兆候が見られ始めた週で、イベント開催のタイミングとしては絶妙だった」と振り返りのコメントを伺いました。
今回の成功はツキがあったというか、ラッキーでしかなかったと言うべきでしょうね。
227人目の「数学の田中宏和さん」(渋谷のラジオにゲスト出演のアーカイブはこちら)は、福岡県久留米市の祐誠高等学校で教師をなさっていて、数学をご担当。
初見の生徒の名前は「読めないことが多い」とのこと。難読系タナカヒロカズさんたちも今回の報道ですんなり読まれる名前になりますようにと願っております。
228人目の「念仏の田中寛一さん」(渋谷のラジオにゲスト出演のアーカイブはこちら)は、岡山県の中学校社会科の教員をなさっていて退職後はご実家の岡山県真庭郡新庄村の念佛寺(浄土宗)のご住職です。こちらご自分で制作されているお寺と趣味のホームページが、http://www.can-chan.com でして、だいたい「カンイチ」と読まれますとのこと。
全国大会2022参加のあだ名づけ229人目、ゼッケン番号171の「ヤイチの田中弥一さん」は、業務用のキッチンメーカーにお勤めの38歳、都内在住の独身。
なかなか「ヒロカズ」と読んでもらえず「ヤイチ」と言われるとのことで、ご本人も同意の上でタナカヒロカズの会では「ヤイチさん」です。
230人目の「集計の田中絋和さん」(渋谷のラジオにゲスト出演のアーカイブはこちら)は、経理マン41歳。
サッカー、スキーとスポーツ大好きアクティブ派なのですが、今回の諸々集計に懲りた「ほぼ幹事」としては、集計業務を委託できるタナカヒロカズさんを求めていたため、このあだ名となりました。
ゼッケン番号169の231人目の「電話の田中宏和さん」は、神奈川県にお住まいで某電話会社にお勤めとのことで、奥様のご意見も取り入れてストレートなあだ名づけとなりました。
232人目の「キックボクシングの田中宏和さん」は、日本人なら誰もが一度は使ったことがある日用品メーカーでグローバル事業のお仕事をされている38歳、都内在住の独身の田中宏和さんは、珍しいご趣味からのあだ名づけとなりました。
ゼッケン番号56の233人目の「啓発の田中啓和さん」は、ご自身の名前を人に説明するときに「自己啓発の啓」とおっしゃっているとのことから、タナカヒロカズの会ではさすがに「自己啓発さん」は突飛過ぎかと「啓発さん」で着地となりました。
234人目の「エギンガーの田中宏和さん」は、宮崎県ご在住で以前から田中宏和運動をご存知だったとか。イカ釣りが趣味でその擬似餌のことを「エギンガー」と呼ぶらしいんです。この活動をやっていると知識が増えますね。
渋谷の田中宏和さんが元旦から3ヶ月半ほどご家族でニュージーランドにご滞在とのことで、急きょ12月26日に集まれるイベントスタッフコアメンバーの田中宏和さんたちで、渋谷の沖縄料理店でさくっと打ち上げも行いました。
杣人の田中宏和さんは長野県原村から奥様とご一緒にご参加でした。タナカヒロカズの会の擬似親族感が半端ないです。テーブルの真ん中には沖縄の久米島の久米仙の泡盛4合瓶、名字ボトル特注を持ち込みました。
そして年末の帰省のタイミングで京都の田中神社にお礼参りをいたしました。
3月のテレビ朝日『激レアさんを連れてきた』オンエア後にいただいた1通のメールがきっかけでした。
「田中和宏」ではないものの、お薦めに素直に従い、
4月に人生初の本気のご祈祷を受けました。
今日ギネス世界記録公式認定証を持参して、
山田宮司にお礼に伺ったら喜んでくださり本殿前で感謝のご報告、ご奉納ができました。京都の田中神社は孔雀も2羽いる不思議なパワースポットです。
そして京都の実家の仏壇に手を合わせ、両親および田中家のご先祖にも御礼のご報告。
ちなみにタナカヒロカズの会は「田仲」さんでももちろんOK、「田仲弘和さん」には10月のギネスチャレンジイベントでお会いしましたよ。
ということで、2022年の元旦には160人だった田中宏和の会は、
2022年の年末には242人のタナカヒロカズの会に変身、大躍進を遂げたのでありました。
関係者のみなさま、どうもありがとうございました。
結びに年末年始にお薦めのタイパ度外視の超ヒマネタコンテンツをご紹介します。
今回のギネスチャレンジでもお世話になった東京カルチャーカルチャーで、
記録挑戦前に行ったご新規田中宏和さん37人にあだ名づけから記録達成後の懇親会までの配信ライブのアーカイブ動画、こちらでございます。
前半はわたくしが「壊れたラジオのように話し続けます」との公約通り、次々とタナカヒロカズさんたちをご紹介、その場であだ名をつけるパフォーマンスを演じております。
では、良い年末年始をお過ごしください。
ほぼ幹事